Tシャツはどんな素材がいいのか

暑くなってくるとTシャツが活躍しますね。長袖、半袖、様々なカラーや素材のものが市場にあります。どんな素材が良いのか、繊維の知識から、考えてみたいと思います。

結論

綿100%

もしくは綿50%、ポリエステル50%

理由

前述していますが、綿は植物繊維であり、水を吸い上げるための管である道管を備えています。よって、汗を吸収してくれます。ポリエステルは疎水性のため、すぐに乾きますので、半々程度に混ざっていると、綿が吸い上げた水分をポリエステルを伝って広い表面積で発散してくれます。

ポリエステル100%のTシャツは?

ポリエステル100%だと汗を吸う機能が少ないと言えます。ポリエステルを紡糸する際に、断面形状を真円ではなく、中空や異形にしていればその隙間に水分が入り込みます。これによって少し吸水性を向上させたポリエステルがあります。しかし特殊な改質をしていない多くの場合は汗の行き場がなくなりますので、汗で濡れた場合はベターっとしてまとわりつくような感じになります。スポーツ用のTシャツにポリエステル100%が多いのですが、少し不快に思う方が多いのではないでしょうか?特にスパン糸でなく、フィラメント糸(スパン糸、フィラメント糸の説明はこちら)の場合は吸水性が低いのでお勧めしません。すぐに水分が飽和状態になり雑菌が湧いて臭くなりやすいのです。

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