Tシャツの歴史

Tシャツはどこから始まったのでしょうか。答えはアメリカとされています。アメリカ海軍の船乗りたちが下着として使っていたものが、機能性が高く、労働者階級の人たちが日常使いし始めて普及していきました。

日本においてTシャツは、第二次世界大戦後のGHQ統治下で少しずつ知られるようになりました。当時の日本においては、肌着として着用されていました。GHQの統治下ではGHQの方針に基づくものしか生産できなくなりました。 このため輸出先のアメリカの需要に合わせ、Tシャツが製造されるようになりました。そして、若者たちが少しずつファッションへの関心を高め、ニュールック、ロカビリーファッションといった言葉が広まり、「Tシャツ」という言葉も徐々に定着していきます。

1950年代

日本国内に向けたTシャツが作られるようになり、ファッション雑誌に掲載されるようになります。プリントしたTシャツとジーンズの組み合わせが流行し始め広まっていきました。

1960年代

音楽や思想がファッションに影響を与えています。ヒッピーファッションは戦争に反対し、ルールに囚われずに自由に生きるという意味がこめられています。

愛と平和の象徴である花や数種類の色を用いた、カラフルなものが着用されるようになります。

1970年代

日本のファッションは多様化してきます。この頃からデザイナーが数多く生まれ、様々なスタイルが提案されます。大きなロゴがプリントされた、いわゆるロゴTシャツが流行しました。1975年のベトナム戦争後、サーフィンなどが楽しみとなり、サーフ系ブランドのロゴがプリントされたTシャツ流行しました。

1980年代

日本は経済発展を見せバブル景気に突入。豪華でエッジの効いたファッションから、Tシャツ、デニムなどのラフなスタイルなど、様々なファッションが流行しました。

1990年代はバブル崩壊。ストリート系ファッションの時代です。若者が強く、数えきれないほど枝分かれしました。90年代後半には、「チビT」と呼ばれるぴったりとしたTシャツが若い世代で流行。

2000年代

上質、上流がキーワードとなり、日本人の感性で作られていないものをセレクトショップが海外から輸入して販売するようになりました。一方でお手頃だけども一定の品質を満たしている、安くて良いものを求める風潮が広まり、いわゆるファストファッションが注目されます。現在は大量消費時代からエシカル消費に変わり、ミニマルな生活スタイルを送るため、シンプルなTシャツが好まれています。

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